大学院・卒研を希望する方へ
卒研
例年1~2名が本学機械系から卒研生として配属されています。学士特定課題、学士特定プロジェクトの各4か月の2つのプロジェクトを実施することで、研究や開発とは何かを体験していきます。その中で、学士課程3年間で学んだことを研究や開発に実際に利用していきます。
修士課程
例年2~3名程度が配属されています。是非修士課程志願前に研究テーマ等に関してご相談ください。合格・配属後「思っていた研究ではない」と気づいても、研究室の変更は困難です。配属後になるべく早く研究活動に入るためにも、事前に時間をかけて本研究室の研究テーマや自身のやりたいことについて打合せることが重要と考えています。
配属後は、研究テーマを通じて新しい機構やシステムの提案、設計、シミュレーション、試作、評価の一連のプロセスを修士課程2年間の中で最低ワンサイクル実施し、プロジェクトを進める上での各種経験を積んでいただきます。
また、コースの発表会や国内の学術会議を通じて、自身の研究成果を正確に、分かりやすく相手に伝えるトレーニングを実施します。
このように本研究室では2年間の継続的な教育と研究活動により大きな成果を出していきます。そのため、インターンシップ等の就活については、より計画的な研究のスケジューリングが求められます。
大学院は、第一に研究や勉強を深め、社会に出た時の活躍のための力を蓄えるところです。就活のためだけに来るところではありません。一般に修士課程卒の採用活動において、企業は大学名ではなくどのような研究をしてどのような見識を持っているかを深く聞いてきます。ですから研究や勉強に打ち込む学生は就活においても論理的な対応が取れ、就職はスムーズに進みます。一方、研究と勉学がおろそかであれば、そこは簡単に露見します。修士課程卒という看板をあてにした就活しか興味のない学生は大学院には向かないと思います。進学すべきか、是非再考ください。
博士課程
政府や企業から資金援助を受けたプロジェクトに関連しながら、自発的に研究を推進して頂き、論文投稿、国際会議発表の指導を通じて、国際的に通用する研究者としての基礎トレーニングを実施します。
研究室所属を希望する場合は、必ず研究室にお問い合わせをお願いします。
平均して毎年1名程度が配属されています。2000年10月の発足から現在(2020.11)まで、約20年間で、14名の博士課程修了者(学位取得者)を輩出しています。現在、国内大学3名、国外大学3名が現役の大学教員・研究者として、残りが企業の研究者・エンジニアとして活躍しています。また、現在(2020.11)も、4名の博士課程(1名が国外大学からの指導委託)の学生が在籍しています。日本人の多くが、日本学術振興会DC1、DC2、プロジェクト毎のRA経費の支援を受けています。また、留学生の多くが日本政府の国費留学生、東工大研究院のリサーチフェロー制度、各研究プロジェクトのRA経費の支援を受けています。
<連絡先>
shinshi.t.ab[at]m.titech.ac.jp